研究概要About

本プロジェクトは、日本語教育現場と日本語教師養成課程をつないだ新しい形の日本語教師育成の在り方を開発、検証することを目的としています。日本語教師の資格や養成課程の学習項目が検討される中、その育成方法や質保証については十分に理論構築や方法が検討されているとは言い難い状況です。本研究では、現場と乖離した座学偏重カリキュラムの改善や初任教師が直面するリアリティ・ショックの軽減を目指し、まず現場と養成課程の隔たりとその改善方法を調査します。その上で、現場での実践から学ぶ教師教育として開発された「リアリスティック・アプローチ」を導入し、持続的に成長できる教師の育成方法を提案していきたいと考えています。また、日本語教育現場と養成課程の架け橋となるピア・コミュニティを創設し、現場と養成課程の往還による「越境的学習」モデル開発に取り組みます。以上により、変化の著しい日本語教育現場に対応できる日本語教師を育成し、日本語教育の分野全体が持続可能な発展ができる体質づくりを目指していきます。

本プロジェクトは、科学研究助成費(基盤B)22H00671「理論と実践の往還を通した越境的学びによる日本語教師養成プログラム開発と検証」の助成を受けています。

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2023年03月13日更新情報

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